[ 機械 ]
(2018/8/13 18:00)
米ゼネラル・エレクトリック(GE)は電力変換事業を売却する可能性を銀行と話し合っていると、事情を知る複数の関係者が明らかにした。GEは業績低迷から抜け出すため、重点事業への絞り込みを進めている。
関係者によると、かつて「コンバーチーム」として知られていた同部門は、15億ドル(1660億円)前後と、GEが2011年に同事業を取得した際に支払った32億ドルを下回る額で売却される可能性がある。これら関係者は、非公開情報だとして匿名を条件に取材に応じた。売却プロセスは早ければ来月にも始まる可能性があり、それに向けてクレディ・スイス・グループがGEと協力しているが、何らかの取引につながる保証はないと、この関係者らは話した。
売却の顧問はプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社のほか、キャタピラー、シュナイダー・エレクトリック、ABBなどの企業に話を持ち掛ける公算が大きいと、関係者らは述べた。GEは全ての選択肢を検討する見通しで、同事業を手放さない可能性もある。
GE、クレディ・スイス、シュナイダー、ABBの担当者はそれぞれコメントを控えた。キャタピラーの担当者は、コメント要請に応じていない。(ブルームバーグ)
(2018/8/13 18:00)