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[ 環境・エネルギー ]
(2018/8/21 15:00)
米エネルギー省は緊急時に備えた石油備蓄を1100万バレル取り崩す計画を明らかにした。同省の通知によれば、放出される石油は10月と11月に市場に出回る。
このタイミングでの備蓄取り崩しは、対イラン制裁に伴う石油市場の逼迫(ひっぱく)に対するホワイトハウスの懸念を反映しているとクリアビュー・エナジー・パートナーズのアナリストらは分析。トランプ政権は米国の同盟国に対し11月4日までにイランからの原油輸入を停止するよう求めている。
ただ米政府が2カ月間で1100万バレルを市場に放出しても、対イラン制裁が市場に与える影響を打ち消すことにはならない見込み。トランプ政権は11月上旬までに世界市場から日量70万ー100万バレルのイラン産原油が排除されると試算している。(ブルームバーグ)
(2018/8/21 15:00)