[ ICT ]
(2018/8/25 07:30)
雲のはるか上で何が起きているかを知らないなら、恐らく知るべきだろう。投資家は短期で利益を得られる業種を好むが、宇宙はモルガン・スタンレーが「大きな発展」を予想する分野だ。
最近のいくつかの出来事は、世界の宇宙経済への投資がプライベートエクイティー(PE、未公開株)中心から公開企業中心に移行する可能性を示していると、アダム・ジョナス氏らモルガン・スタンレーのアナリストが23日のリポートで指摘した。
最近の進展としては「宇宙軍」が米軍の6番目の軍になる可能性や米航空宇宙局(NASA)が国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行で米ロケットの乗組員を発表していることなどがある。
ジョナス氏によると、宇宙経済の規模は3500億ドル(約39兆円)強だが、2040年までに1兆1000億ドルに膨らむ余地がある。こうした動きは、国家安全保障に加え、より具体的には無線データ利用で上振れする「ハイテク分野の通信」がけん引役になる見通し。
ジョナス氏は世界の宇宙業界の成長に関連する可能性のある企業として、以下の20社を挙げている。(ブルームバーグ)
アドビシステムズ、アルファベット、アナログ・デバイセズ、アマゾン・ドット・コム、アップル、ボーイング、フェイスブック、ゴーダディ、ハネウェル・インターナショナル、インマルサット、インテュイット、ロッキード・マーチン、マイクロソフト、ノースロップ・グラマン、クアルコム、SES、ショッピファイ、ソフトバンク、ユナイテッド・テクノロジーズ、XLグループ
(2018/8/25 07:30)