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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/8/28 11:00)
トヨタ自動車は新たな出資と自動運転車の路上走行計画を通じて、米ウーバー・テクノロジーズとの提携を拡大する。両社の27日の発表によると、トヨタは約5億ドル(約560億円)をウーバーに出資する。ウーバーの広報担当によると、同社の企業価値を760億ドルと評価するものだという。
トヨタは、ウーバーの自動運転キットとトヨタの高度安全運転支援システムを搭載したミニバン「シエナ」を生産し、2021年にこの車両をウーバーのライドシェアネットワークに導入する。自動運転車両の運営や、第三者を含む運営会社についても検討していく予定。
ウーバーのダラ・コスロシャヒCEOは、目標は自社ネットワークに「世界で最も安全な自動運転車を投入することであり、今回のトヨタとの合意はその実現に向けた大きな一歩」と文書でコメントした。また、トヨタの友山茂樹副社長は「トヨタがモビリティカンパニーへと変革する上で、重要なマイルストーンになる」と文書で述べた。
自動車業界でライドシェアなど新しい移動提供サービスが急速に広がる中、トヨタは16年にウーバーと協業の検討を開始。さらに今年1月には中国の配車サービスの滴滴出行と次世代電気自動車「eパレット」でパートナーとなり、6月には東南アジアで拡大する配車サービス大手グラブに約1100億円を出資するなど、今後のモビリティーサービスの構築に向けて提携を加速させている。(ブルームバーグ)
(2018/8/28 11:00)