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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/9/3 10:30)
米ゼネラル・モーターズ(GM)が開発する電気自動車(EV)は、180マイル(約290キロ)を走行するのに必要な充電を10分以内に済ませられる可能性がある。テスラの急速充電スタンド「スーパーチャージャー」での充電より速い計算だ。
GMと研究パートナー企業のデルタ・アメリカズは、3年をかけたプロジェクトの一環で急速充電システムの開発に取り組んでいる。GMは2023年までに急速充電が可能なEVを20車種投入するため準備を進めていると、これまで明らかにしている。
走行中に電池切れを起こす懸念を和らげるため、自動車メーカーの間ではEV充電時間の短縮を目指した競争が繰り広げられている。デルタ・アメリカズ製システムの搭載により、GMのEVは1分で約18マイル走行分を充電できる。これに対し、テスラのスーパーチャージャーの充電スピードは1分あたり約6マイル、ポルシェはEV「タイカン」について1分あたり約12.4マイルのスピードを約束していると、ナビガント・リサーチのアナリスト、サム・アビュエルサミド氏は指摘した。
テスラはウェブサイトで、スーパーチャージャーでは約30分でフル充電が可能だと宣伝している。一方、GMのEV「シボレー・ボルト」の場合、約90マイル走行分を公共充電スタンドで充電するにはおよそ30分を要する。
(2018/9/3 10:30)