【電子版】中国アリババ会長、後任は張勇CEO マー氏は1年後に退任

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  アリババ集団のジャック・マー会長（左）とダニエル・チャンCEO（15年8月、南京市＝EPA時事）

【上海＝時事】中国電子商取引最大手、阿里巴巴（アリババ）集団は10日、同社を創業した馬雲（ジャック・マー）会長（54）が1年後の2019年9月10日に退任すると発表した。後任は張勇（ダニエル・チャン）最高経営責任者（CEO）（46）。

　米紙ニューヨーク・タイムズは先に、馬氏が10日付で退任すると報じていた。アリババによると、円滑な引き継ぎのため1年間会長職にとどまり、張氏に必要なスキルを伝える。

　馬氏は会長を辞任した後も、20年の任期満了まで取締役会メンバーとして経営に関与する。引退後は教育活動に専念するという。

　張氏は上海市出身。地元の大学で金融学を学んだ後、ゲーム会社幹部などを経て、07年にアリババ入社。15年からCEOを務めている。