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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/9/16 19:00)
【サンフランシスコ=時事】ドイツ自動車大手BMWは、電気自動車(EV)のコンセプトスポーツ多目的車(SUV)「iNEXT(アイネクスト)」を発表した。車内はリビングルームのようにくつろげる空間を目指し、後部座席には指の動きに応じて音楽を操作する新技術を導入した。2021年に市販車の投入を目指す。
市販車は、緊急時は人が操作する「レベル3」の自動運転機能を備え、1回の充電で走行できる距離は600キロメートルを上回るという。BMWは25年までに、電気を動力に使う「電動車」を25車種に増やし、このうち12車種をEVとする方針を掲げている。
発表に合わせ、コンセプト車を積んだ飛行機がドイツから世界を一周するイベントを実施。寄港地の米国や中国で一部メディアに披露した。米サンフランシスコで11日に取材に応じたフレーリッヒ取締役(研究開発担当)は「われわれが培ってきた技術革新をすべて詰め込む」と強調した。
自動運転車は配車サービスとの相性が良いとされており、フレーリッヒ氏は「高級志向のライドシェア(相乗り)」の需要にも期待感を示した。
(2018/9/16 19:00)