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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/10/11 14:00)
電気自動車(EV)メーカー、米テスラは米国外初の生産拠点となる中国・上海で建設用地の確保に近づいている。直接事情を知る複数の関係者が明らかにした。この数カ月にわたり騒動の渦中にあるイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)にとっては中国での生産計画が前進することになる。
情報が公になっていないとして匿名を条件に話した関係者によると、入札価格10億元(約160億円)前後の土地を応札したのはテスラだけだった。上海市政府は月内にも同社に土地を割り当てることを決めるという。
テスラは今年7月、工場建設で上海市当局と暫定合意に達していた。最終的には同社にとって米国唯一の組立工場を上回る年産50万台を目指すと表明している。中国工場を建設すれば40%の輸入関税負担を回避し、世界最大のEV市場である中国で価格の引き下げが可能になる。
上海市政府にコメントを求めたが、通常業務時間外で返答はなかった。テスラの担当者も今のところコメントしていない。(ブルームバーグ)
(2018/10/11 14:00)