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[ エレクトロニクス ]
(2018/10/15 15:00)
ハリスとL3テクノロジーズが合併で合意した。米国防産業で通信・エレクトロニクスを専門とする時価総額約335億ドル(約3兆7600億円)の主要な軍事業者が誕生することになる。
14日の両社の発表資料によると、合併案はそれぞれの取締役会に承認された。L3株主は保有株1株につき、ハリスの株式を1.3株受け取る。合併手続きの完了後、ハリスの株主が新会社株式を約54%保有する。
「L3ハリス・テクノロジーズ」は全米6位の防衛請負業者となる。対等合併だとしており、12人から成る取締役会は、双方に6人ずつ割り当てられる。両社とも通信・エレクトロニクスの分野で知られ、収入の3分の2超を米政府から得ている。
バーティカル・リサーチ・パートナーズのアナリスト、ロバート・スタラード氏は14日のリポートで、ハリスがL3買収で約5%のプレミアムを支払うことになると指摘。「ハリスが買収される可能性は事実上取り除かれるため、15日の市場の最初の反応はハリス株にややネガティブとなると考える」と記した。(ブルームバーグ)
(2018/10/15 15:00)