[ オピニオン ]
(2018/10/19 05:00)
出勤時に時折、地下鉄で最新の特急型車両に乗車できる幸運に恵まれる。同車両は夜間や休日の有料ライナーとして運行する時は、進行方向に向く2人掛けシートを通路の両側に配置。昼間はシートを窓側に90度回転させ、6人掛けのロングシートとして運行している。
座席が一人ひとり区切られゆったりしているうえ、無料公衆無線LANが利用できる。新聞を読んだり、ノートパソコンを膝の上に置いて使っても、隣の邪魔にはならない。何よりスマートフォンのデータ通信量の節約になるのがうれしい。
移動中に限らず、無料公衆無線LANが使える場所の拡大はビジネスパーソンにとって必要だ。会社から貸与されたスマホやルーターをパケット代無制限で利用できれば問題ないだろうが、中小零細企業や自営業ではそうもいかない。
2019年のラグビーワールドカップ日本大会まであと1年を切り、20年の東京五輪・パラリンピックも控える。訪日外国人の利便性を考えても、無料で使える公衆無線LANスポットの整備が急がれる。
既にホテルなどがロビーなどで使える無料サービスを始めている。鉄道、ホテル、不動産、小売りなどでこうしたサービスがより広がることを期待する。
(2018/10/19 05:00)