[ ICT ]
(2018/11/19 12:30)
【ニューヨーク=時事】カナダのソフトウエア開発大手ブラックベリーは16日、人工知能(AI)を活用したサイバーセキュリティー事業を手掛ける米サイランスを14億米ドル(約1600億円)で買収すると発表した。2019年2月までの手続き完了を見込む。
ブラックベリーのチェン最高経営責任者(CEO)は声明で「AIとサイバーセキュリティー分野におけるサイランスの指導的地位は、当社のポートフォリオ全体を補完する」と述べた。買収完了後もサイランスは独立した部門として事業を展開するという。
パソコンと同じ配列のキーボードを搭載したスマートフォンで有名になったブラックベリーは、アップルの「iPhone(アイフォーン)」などの台頭に押され、スマホの自社生産から撤退。収益性の高いソフト事業に経営資源を集中させている。
(2018/11/19 12:30)