【電子版】中国南方航空、スカイチーム脱退 アメリカンと提携強化へ

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  中国南方航空のB787（13年12月、ロンドン・ヒースロー空港＝ブルームバーグ）

【上海、シカゴ＝ロイター時事】中国南方航空は15日、航空連合「スカイチーム」脱退を表明した。戦略提携先のアメリカン航空とともに、競合する航空連合「ワンワールド」の加盟社となる可能性が開かれたことになる。

　中国南方航空は独自戦略を立てるために来年1月1日にスカイチームを離れ、アメリカン航空との提携関係を強化すると明らかにした。ワンワールド加盟の意向には言及しなかった。

　アメリカン航空は声明で、「中国最大の航空会社との関係拡大を継続する素晴らしい機会」だと述べた。

　アメリカン航空は昨年、中国市場の成長を見越して中国南方航空に2億ドル出資し、少数株主となった。ただ、中国南方航空がスカイチームに加盟していることが、提携効果を抑制する一因になっている。両社は今年、共同運航（コードシェア）提携を開始した。