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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/11/21 16:00)
米ボーイングはインドネシアで墜落事故を起こした737MAXの新たな失速防止機能について航空各社にもっと注意喚起することができたとの見方に反論したほか、同型機を巡り予定していた航空各社との電話会議を取りやめた。
デニス・マレンバーグ最高経営責任者(CEO)は社員向けメッセージで、「当社が航空機の機能性に関する情報を意図的に顧客に知らせなかったとする報道を目にしたかもしれないが、それは絶対に真実ではない」と指摘。「関連機能が航空機乗務員運航マニュアルに記されているほか、当社の航空機を安全に運航する方法について顧客との定期的な取り組みを行っている」と説明した。
マレンバーグCEOはパイロット労組の批判のほか、機体の翼が揚力を失いつつあると疑われる際に飛行制御システムが作動して機首が下がる場合があることを同社は広く開示していなかったとの米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の報道に反論している。
事情に詳しい複数の関係者によれば、ボーイングは20日朝に予定されていたMAX運航各社との電話会議も中止した。部外秘であることを理由に関係者が匿名を条件に明らかにした。電話会議の日程は組み直される見込みだという。同社はライオンエアの墜落事故以来、顧客の疑問に答える同様の会議を幾度か開いてきたと、関係者1人が語った。ボーイングは電話会議についてコメントを控えている。(ブルームバーグ)
(2018/11/21 16:00)