[ 政治・経済 ]
(2018/11/27 14:00)
トランプ米大統領は26日、米ゼネラル・モーターズ(GM)が人員削減と米国内外の工場閉鎖計画の一環でオハイオ州の工場を閉鎖すると発表したことを受け、同社に対しオハイオ州に「戻る」よう圧力をかけていると述べた。
トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、GMの工場閉鎖発表後に同社のバーラ最高経営責任者(CEO)に「オハイオ州に早急に戻ったほうがいい」と語ったことを明らかにした。GMは従業員1万4000人強をレイオフ(一時解雇)し、米国内外の7工場を閉鎖する計画を発表した。
GMが閉鎖の方針を打ちだした工場の1つが「シボレー・クルーズ」を製造するオハイオ州ローズタウンの工場だ。オハイオ州は次期大統領選でも重要州の1つになる。
トランプ大統領は「私は非常に強硬だった。彼女と話した」とし、「われわれは彼らに強い圧力を加えている」と説明した。
大統領はさらに、「彼らはシボレー・クルーズの売れ行きが悪いと言った。私は、それなら売れ行きの良い車を手に入れて、そこに投入しなさいと提案した。そうすれば何か別のことが起こると思う」と語った。(ブルームバーグ)
(2018/11/27 14:00)