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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/12/30 07:00)
JR北海道が廃止・バス転換を掲げる日高線鵡川―様似間(116キロメートル)をめぐり、沿線7町長は25日、新ひだか町で会合を開いた。これまでの議論で全線復旧は困難との認識で一致していたが、一部自治体が反対意見を表明。来年早々とみられていた意見集約は大幅に遅れそうだ。
沿線7町長は全線復旧を諦め、①鵡川―日高門別間(20.8キロメートル)の鉄路復旧と残りをバス転換②全線バス転換―の2案に絞る方向で調整してきた。ところが、浦河町の池田拓町長は会合で、議会側と協議した結果として「日高線は大切な財産だ。廃線ではなく休線という形を取り、未来世代に(上下分離方式などの)可能性を残してほしい」と述べ、方針を転換した。
日高町村会長の坂下一幸会長(様似町長)は記者団に、意見集約について「多数決はなじまない。できる限り同じ方向にいくように話し合いでまとめたい」と語った。(時事)
(2018/12/30 07:00)