[ 金融・商況 ]
(2019/1/4 05:00)
【ニューヨーク=時事】3日のニューヨーク株式相場は、米アップルが18年10~12月期の売上高見通しを下方修正したことが嫌気され急落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比660.02ドル(2.8%)安の2万2686.22ドルで取引を終えた。
アップルは前日の取引終了後、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の中国での販売不振を理由に、売上高見通しを下方修正。中国経済が想定以上に減速していることや、世界経済の先行き懸念が意識され、アジアや欧州で株価が軟調に推移。米国株も大幅安で始まった。
また、この日午前に発表された12月の米製造業景況指数が約2年ぶりの水準に急低下。米景気の先行き懸念をあおる形となり、株価の下げを拡大した。アップルは10.0%安で終えた。
市場関係者は「世界の景気減速懸念が強まる中で、米企業の業績下方修正が重なり、売りが膨らんだ」(日系証券)と指摘した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数の終値は202.44ポイント(3.0%)安の6463.50。
(2019/1/4 05:00)