[ ICT ]
(2019/1/14 11:30)
【北京=時事】中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)は12日、ポーランド当局にスパイ容疑で逮捕された同国法人の中国人社員を「個人的要因でポーランドの法律に違反した疑いで逮捕され、ファーウェイの世界的名声に悪影響を与えた」として解雇した。中国メディアが報じた。
同社は、逮捕された社員の実名を出して「労働契約関連の管理規定に基づき、王偉晶との雇用関係の即時打ち切りを決めた」と説明。「ファーウェイは関係国の法律を一貫して順守し、規則に沿って経営しており、全職員に関係国の法律を守るよう求めている」と主張し、「彼の容疑は会社と何の関係もない」と事件への組織的関与を否定した。
ポーランド当局は8日、ファーウェイの中国人社員とポーランド治安当局の元関係者の計2人をスパイ容疑で拘束。中国外務省は社員逮捕に「重大な関心」を示した上で、「ポーランド外務省に当事者の合法的権益、安全、人道的待遇の保障を要求した」と明らかにした。
(2019/1/14 11:30)