[ ICT ]
(2019/1/29 17:30)
米アップルのビデオ通話アプリ「フェイスタイム」に、他のユーザーの音声を聞くことを可能にするようなソフトウエアのバグがあることが28日見つかった。このバグにより、ユーザーがフェイスタイムを通じて誰かに電話をかけると、相手が応答する前にそのユーザーの音声が自動的に聞こえるようになるが、その相手は音声が聞こえていることに気づかない。
ブルームバーグ・ニュースが確認したこのバグは、フェイスタイムで電話会議を設定して参加者の番号を入力、その後に別の人の番号を付け加えると発生する。相手方ユーザーが電源ボタンや音量調整をクリックすると、ビデオも送られるという。
アップルのシステム最新状況を伝えるウェブサイトは28日、「グループ・フェイスタイムが一時的に利用できない状態」を示しており、同社がバグのある機能を無効にしたことがうかがわれる。実業界や政界リーダーから批判を浴びたアップルは、同日の早い段階にバグを修正するため「週内に」更新版ソフトウエアを公開すると表明した。(ブルームバーグ)
(2019/1/29 17:30)