[ ICT ]
(2019/2/9 05:00)
【ベルリン=時事】米インターネット交流サイト(SNS)フェイスブック(FB)が、登録ユーザーに対し、自社サイト外の個人情報もFBが収集・利用することを強制的に同意させているとして、ドイツ連邦カルテル庁は7日、同意の強制を禁止する決定を下した。FBが支配的地位を乱用していると判断した。
決定に従わない場合、最大で年間売り上げの10%の罰金などを科される可能性がある。FBは決定に対し、不服申し立てをする方針を示した。
FBのサービスは、ユーザーがどのサイトで「いいね!」ボタンを押したかなど、他サイトの情報もFBのアカウントに集約することに同意しなければ利用できない。同庁のムント長官は「事実上、無制限の情報収集を許している」と指摘。こうした情報収集を認めるかは、ユーザーが自由に選択できるようにすべきだとした。
FB傘下のワッツアップ、インスタグラムの個人情報についても、同意なくFBアカウントに集約することが禁止される。
(2019/2/9 05:00)