[ ICT ]
(2019/2/19 13:30)
中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の創業者である任正非最高経営責任者(CEO)は、「米国はわれわれをつぶすことは絶対できない」とBBCとのインタビューで述べた。
同氏は「当社の先進技術のため、世界は当社から離れることはできない。たとえ一時的に当社を使わないよう説得される国が増えたとしても、いつでも若干の規模縮小は可能だ」と語った。
また、娘である孟晩舟最高財務責任者(CFO)の逮捕については、これまでで最も強い発言を行った。孟CFOは詐欺容疑での身柄引き渡しを求める米国の要請で、昨年12月にカナダのバンクーバーで逮捕された。華為はいかなる不正行為も否定している。
任氏は「私は米国の行動に反対する」としながら、「こうした政治的動機に基づいた行為は受け入れられない。米国は問題が起きると、いつでも他国に制裁措置を取りながら好戦的な方法を利用しようとする。われわれはこれに断固反対する。ただ、こうした道を進んでいる今、解決は裁判所に任せる方針だ」と述べた。
華為は米国向けに計画していた投資を英国に振り向ける可能性があると、任氏は指摘。「当社は英国への投資をさらに増やす方針だ。米国が当社を信頼しないなら、英国に一段と大きな規模で投資をシフトすることになる」と述べた。
任氏はさらに追加して「米国が華為をブラックリストに載せようとしても成長を止めることはできない。米国は世界を代表していない。米国は世界の一部にすぎない」と述べた。(ブルームバーグ)
(2019/2/19 13:30)