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[ 商社・流通・サービス ]
(2019/2/23 13:00)
インターネット通販大手アマゾンジャパン(東京都目黒区)は22日、同社の直販分と第三者の出品分のいずれにも購入額の1%以上のポイントを付与することを明らかにした。5月23日から実施する。ポイント還元の対象は従来、アマゾンの直販分を中心としていたが、全商品に拡大する。
利用者は1ポイントで1円分の買い物ができ、ポイントの原資は出品者が負担する。圧倒的に市場を占有している「プラットフォーマー」による第三者への「優越的地位の乱用」に当たらないか議論を呼びそうだ。
アマゾンには、自社で直接仕入れて販売する商品と、同社が出品場所を貸し出す「マーケットプレイス」と呼ばれるサイト内で第三者が売り出す商品がある。第三者には中小企業も少なくない。ポイント付与によるコスト増を吸収できず、商品の値上げを強いられるケースも出てきそうだ。
アマゾンは「全ての出品者にとって、販売機会の拡大につながるものと考えている」(広報担当)と説明している。(時事)
(2019/2/23 13:00)