[ オピニオン ]
(2019/3/5 05:00)
3月16日、京都経済界が心待ちにする「京都経済センター」がグランドオープンする。京都商工会議所や京都工業会、京都府中小企業センターといった主要な経済団体や産業支援機関が集結、さまざまなイノベーションで産業活性化を支援する。
「知恵産業のまち・京都」を旗頭に産業活性化を進める京都商工会議所の立石義雄会頭は「京都経済百年の計として次の成長の基盤。連携や交流機能を充実させ、地域の未来像の『世界交流首都・京都』に貢献する」と期待は大きい。
総合力を発揮し、中小企業などが抱える社会的課題の解決に取り組む。海外販路開拓支援、繊維産業の振興、産業人材の育成支援などの機能を充実させる。
京都はオール京都の取り組みに熱心だ。適度な広さでコトあれば即座に集まれるのが京都盆地の特徴。京都経済センターでは物理的な距離はなくなり、文字通り地の利を享受できる。
立石会頭は日本人と外国人、文化と産業など枠を超えた「クロスの発想」が新たな価値を創造するという。京都経済センターが立地する四条室町は交通の結節点という利便性のほか、和装呉服店が並ぶ繊維の街として長い歴史を誇る。室町通りはいわば「クロスの街」で、地の利を享受する。
(2019/3/5 05:00)