[ ICT ]
(2019/3/7 13:00)
【シリコンバレー=時事】米調査会社IDCは6日、2019年の世界のスマートフォン出荷台数が前年比0.8%減の13億9490万台にとどまり、3年連続のマイナスになるとの見通しを示した。ただ、画面を折り畳める機種や、第5世代通信(5G)に対応した機種の投入が相次ぐことから、下期は回復の動きになるとみている。
世界のスマホ市場は、買い替えサイクルの長期化や中国市場の減速を主因に停滞感が強まっている。こうした中、韓国サムスン電子や中国・華為技術(ファーウェイ)が折り畳み式スマホを発表。5G対応機種の導入も新たな需要を喚起し、下期の出荷は前年同期比で2.3%増加すると見込んだ。
IDCの出荷台数の長期予測では、23年に15億4180万台に到達。このうち5G対応機種が4分の1超を占めるという。
(2019/3/7 13:00)