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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/3/13 11:00)
【ワシントン=時事】米ボーイングの新型旅客機「737MAX8」の墜落事故が相次いでいる問題で、米連邦航空局(FAA)は12日、同型機の運航停止措置は直ちに取らないとする声明を発表した。欧州や中国など世界で運航停止が広がっているが、FAAは運航を認めたまま、事故との関連調査を続ける。
FAAは「現時点の調査結果はシステム機能に問題があることを示しておらず、運航停止命令を出す理由がない」と説明。各国の航空当局からも運航停止が必要になるデータが寄せられていないと明らかにした。ただ、安全性に問題が見つかれば「直ちに適切に対応する」としている。
ボーイングも同日、「当局が運航に信頼を持てる必要な情報が得られるよう協力を続ける」と表明した。
米国ではアメリカン航空などが同型機を運航。報道によると、エチオピアでの墜落事故後も運航を続けているのは主要国では米国とカナダのみで、米国の客室乗務員の組合は、安全が確認されるまで運航を停止するよう求めている。
(2019/3/13 11:00)