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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/3/21 05:00)
【サンパウロ=時事】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は19日、ブラジル・サンパウロ州内の2工場に2020年から24年の5年間で100億レアル(約2940億円)の投資を行う計画を明らかにした。新車種の投入を考えているという。この投資により、間接を含め1200人の雇用が生まれる見込み。
サンパウロ州のドリア知事は今月8日、自動車メーカーに対し、今後10億レアル以上の投資を行い、400人以上の新規雇用を生めばその車に対する商品・サービス流通税(ICMS)を最大で25%軽減するとの新たな税制優遇措置「インセンティブアウト・プログラム」を発表。投資10億レアルごとに2.5%の減免となるため、GM社には25%の軽減が適用される。
GMは1月、ブラジルの従業員に対し、過去3年間で大幅な損失を出したことで、ブラジル事業は「全員の犠牲を必要とする重大な局面」を迎えたと説明。事業縮小の可能性がささやかれていた。
一方、ライバルの米大手フォードは2月、南米での商用トラックなどの生産事業撤退とサンパウロ州の工場閉鎖を発表している。
(2019/3/21 05:00)