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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/3/25 05:00)
【ニューヨーク=時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は23日、米航空機大手ボーイングが、短期間にインドネシアとエチオピアで相次いで墜落事故を起こした新型旅客機「737MAX」の自動飛行制御システムのソフトウエアを更新し、パイロットによる操縦を優先する仕様に変更すると報じた。パイロットの訓練内容も見直すという。
仕様を変えるのは、機体の失速を自動的に防ぐ「MCAS」と呼ばれるシステム。インドネシアで昨年10月に起きた事故では、機体の角度を計測するセンサーからの誤った情報を基にMCASが稼働し、機首を繰り返し下げようとしたことが墜落につながった可能性が指摘されている。
同紙によると、ソフトの更新によってMCASよりもパイロットの操縦が優先されるほか、複数のセンサーからの情報を照合して機体の角度を計測する。米連邦航空局(FAA)はこうした仕様の変更を仮承認したという。
(2019/3/25 05:00)