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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/3/27 09:30)
中国は電気自動車(EV)に対する補助金を削減する。EV産業が一定の規模に育ち、コストが下がってきたためで、政府は地場メーカーに補助金頼みではなく、イノベーションで販売を伸ばすよう促したい考えだ。
財政省がウェブサイトに26日掲載した声明によると、航続距離400キロメートル以上の純粋な電動乗用車への補助金は1台当たり2万5000元(約41万円)と、従来の5万元から半分に削減される。これまでは航続距離が150キロメートルあれば補助金対象になったが、今後は250キロメートル以上の航続距離が必要になる。
中国政府は従来から補助金削減および2020年より後は段階的に完全廃止する方針を示していたが、詳細は明らかにしていなかった。購入支援策で中国のEV産業は急拡大したが、メーカーが過度に補助金に依存し、新技術や自動車の改良意欲を損ねているとの懸念もあった。
財政省は今回の方針について、「新エネルギー車産業の質の高い発展」の支援を目的としたものだと説明した。(ブルームバーグ)
(2019/3/27 09:30)