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(2019/4/4 05:00)
日刊工業新聞社は3日、東京・大手町の経団連会館で「第48回日本産業技術大賞」の贈賞式を開き、最高位の内閣総理大臣賞に輝いた田辺三菱製薬などによる「多発性硬化症治療薬フィンゴリモド塩酸塩」をはじめとする4件を表彰した。
文部科学大臣賞は宇宙航空研究開発機構(JAXA)ほか開発協力企業8社による「HTV搭載小型回収カプセルの開発」が受賞。審査委員会特別賞は産業技術総合研究所やシーメットなどによる「超高速砂型積層造形装置」、日立製作所の「英国都市間路線向け高速鉄道車両(Class800シリーズ)の開発」が受賞した。
贈賞式では松本洋一郎委員長(東京理科大学学長)が「技術の発展性、産業発展や社会への貢献の観点で評価した」と説明、受賞技術を紹介した。来賓の永岡桂子文部科学副大臣は「革新的な技術で世界に貢献してほしい」と祝辞を贈った。
受賞者を代表して田辺三菱製薬の三津家正之社長が「産学での強みを生かし画期的な製品の開発につなげられた」と喜びを語った。
(2019/4/4 05:00)