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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/4/11 13:30)
【アムステルダム・ロイター時事】欧州航空機大手エアバスのエンダース最高経営責任者(CEO)は10日、相次ぐ墜落事故を受けて運航停止になっている米ボーイングの新型機「737MAX」の問題を、ボーイングと米連邦航空局(FAA)が早期に解決することへの期待感を表明するとともに、安全への取り組みでボーイングと姿勢が一致していると述べた。
退任するエンダース氏は年次総会で株主に対し、「エチオピア航空のような(墜落)事故が起きると、(航空機)メーカー1社にとどまらず全社について、一般の人々の間に安全への疑問が生じる」と語り、「安全については(ボーイングと)決して競争しない。教訓は得ても、競わない」と明言した。
また、総会で株主に承認されたフォーリ新CEOは、737MAXの構造がエアバスの「A320neo」とは異なると述べたものの、「われわれ独自の安全への取り組みを、引き続き真剣に検討していく」と明言した。
その上で「エアバス機であれ他社の航空機であれ、われわれはどんな教訓でも得ている。これは安全記録の改善継続に必要だ」と説明した。
(2019/4/11 13:30)