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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/4/12 05:00)
【シリコンバレー=時事】米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ(本社サンフランシスコ)は11日、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を申請した。米メディアによると、上場時の時価総額は900億-1000億ドル(約10兆-11兆円)に上り、米市場で今年最大のIPOになる公算が大きい。
2009年創業のウーバーは、スマートフォンのアプリを使って個人の車に相乗りするサービスを世界で展開。ソフトバンクグループが16.3%の株式を握る筆頭株主となっているほか、米グーグルの親会社アルファベットが5.2%を保有している。トヨタ自動車も5億ドルを出資している。
5月上旬にもニューヨーク証券取引所で取引が始まる見通し。楽天を筆頭株主とする同業のリフトも3月に米ナスダック市場に株式を上場したが、配車サービスの収益性には厳しい視線が注がれており、足元の株価は公募価格を下回る水準で推移している。
ウーバーをめぐっては、セクハラなどの不祥事や、法令順守を軽視する体質が表面化し、17年に創業者が最高経営責任者(CEO)を辞任。旅行サイト大手エクスペディアから新CEOを招いたほか、ソフトバンクを中心とする投資家連合から出資を受け入れ、経営の立て直しを進めてきた。
(2019/4/12 05:00)