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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/5/19 05:00)
大部分のルーフが破損したテスラ「モデル3」(5月16日、米国家運輸安全委員会の予備報告書「HWY19FH008」から)
米テスラの「モデル3」が絡んだ3月のフロリダ州での死亡事故で、車両衝突時に自動運転支援機能「オートパイロット」が作動中で、ドライバーはハンドルを握っていなかったことが、米運輸安全委員会(NTSB)が16日公表した予備報告書で明らかになった。
同報告書によれば、このドライバーはデルレイビーチの高速道路を横断していたセミトレーラーの側面に車両が衝突した際に死亡。衝突前の8秒間、明らかに運転していなかったもようだという。
NTSBは「テスラ車が衝突時に時速68マイルで走行していたことが予備データで示されている。このデータと画像のいずれからも、ドライバーか先進運転支援システム(ADAS)が回避行動を取ったことが見て取れない」と指摘した。
テスラは電子メールで送付した発表資料で、同車両のデータログ調査後に、NTSBと米運輸省道路交通安全局(NHTSA)に通知したことを明らかにした。NTSBが調査対象とするテスラ車の事故で最も新しい今回のケースは、2016年の「モデルS」の事故と類似している。(ブルームバーグ)
(2019/5/19 05:00)