[ 建設・住宅・生活 ]

2019防災産業展in東京/紙上プレビュー(1)ニチボウほか

(2019/5/22 05:00)

「2019防災産業展in東京」(主催=日刊工業新聞社、共催=日本防災産業会議)が6月5―7日に東京・青海の東京ビッグサイト青海展示棟で開催される。住居、インフラ(ライフライン)などの展示に加え、建設・インフラ維持管理技術、発電・蓄電システム、ドローン活用システムなども紹介する。主要な出展企業・機関の展示を紙上プレビューする。

【ニチボウ/火災報知設備、実践的な訓練】

ニチボウ(東京都品川区)は、消防・防災訓練機器を展示する。自動火災報知器はマンションなど建物に設置している普段は触れることができない。だが、同社の「自動火災報知設備訓練機器=写真」により、実践に近い訓練や教育ができる。ほかにも救助・救出訓練用の「ダミー人形 アキモトくん」などを展示・販売する。

【ニチコン/運びやすい蓄電システム】

ニチコンは、小型軽量のポータブル蓄電システム「ESS―P1S1=写真」を展示する。持ち運びしやすく、2・0キロワット時の電力を蓄えられる。停電時も合計800ワットの出力で最大2時間半使い続けることが可能だ。設置工事が不要な点も訴求し、公共施設や小規模店舗、さらにはマンションや一般家庭への拡販を目指す。

【JX通信社/SNSの情報、日本語で配信】

JX通信社(東京都千代田区)は、ソーシャルメディア(SNS)に投稿された国内外の事件・事故情報やニュース速報などを即時検知し配信するウェブサービス「FASTALERT(写真、ファストアラート)」を展示する。報道機関やライフライン事業者などがニュースを迅速に入手可能。外国語ニュースも日本語配信する。

【三嶋電子/水電池で河川増水警告灯】

三嶋電子(東京都千代田区)は、水で発電する「水電池」を利用した河川増水危険警告灯(写真)を出展する。河川の危険水位に設置した水電池に水が入ると、機器上部の警告灯が点滅する仕組み。点滅と同時に無線通信で危険を伝えることができる機能を搭載した機器も展示する。同製品と水電池の認知度拡大に期待する。

(2019/5/22 05:00)

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