[ ICT ]
(2019/5/31 05:00)
【ロンドン=時事】ソフトバンクが日本で2019年度中に商用サービスを始める第5世代通信(5G)をめぐり、通信機器供給業者にスウェーデンのエリクソンとフィンランドのノキアを選んだことが30日、明らかになった。米国が中心となって中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)に対する包囲網を築く中、ファーウェイ排除に動いた。
エリクソンとノキアがそれぞれ発表した。日本の5Gでファーウェイ排除の動きが具体化したのはこれが初めて。NTTドコモやKDDI、今年10月に新規参入する楽天モバイルも追随するとみられる。
エリクソンは5Gだけでなく、現行世代4Gの通信機器でも協力すると表明した。ソフトバンクは現在の通信網で使用しているファーウェイなど中国勢の4G製品を置き換える。
ファーウェイに対しては、中国のスパイ活動に利用される恐れがあるとして、トランプ米政権が使用禁止を決めたほか、同盟国にも使用しないように呼び掛けている。日本政府も米国に同調する姿勢を示していた。
ソフトバンクグループの英半導体設計会社アームもファーウェイとの取引停止を決めている。
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— Nokia (@nokia) 2019年5月29日
(2019/5/31 05:00)