[ ICT ]
(2019/6/2 05:00)
【シリコンバレー=時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは31日、米司法省が反トラスト法(独禁法)違反の有無をめぐりIT大手グーグルを調査する準備を進めていると報じた。詳細は明らかになっていないが、インターネット検索サービスやその他のビジネスに関わる取引慣行が調査対象という。
米連邦取引委員会(FTC)も2011年から13年に、検索市場での優越的地位を利用して競合他社を排除したとしてグーグルを調査したが、同社が自主的な是正措置に同意したため制裁金などを科さずに終結した。
検索やスマートフォン用基本ソフト(OS)の市場で支配的地位を築くグーグルに対しては、各国・地域の独禁当局が監視を強めている。欧州連合(EU)は17年から今年にかけて、EU競争法(独禁法)違反を理由に3回にわたり、グーグルに制裁金を科した。
(2019/6/2 05:00)