[ 機械 ]
(2019/6/6 05:00)
モノづくりの高度化・効率化に寄与する技術やシステムを提案する展示会「スマートファクトリーJapan2019」(日刊工業新聞社主催)と、災害から生活環境を守る技術を集めた展示会「2019防災産業展in東京」(日刊工業新聞社主催、日本防災産業会議共催)が5日、東京・青海の東京ビッグサイト青海展示棟で開幕した。会場には企業や行政、研究機関の関係者が訪れ、熱気に包まれた。
経済産業省製造産業局の大内聡官房審議官は開会式で「第4次産業革命の進展で、人工知能(AI)やロボット、IoT(モノのインターネット)などの技術を社会実装していくことが可能になった」とした上で「モノづくり現場に蓄積されたリアルデータの活用こそ、第4次産業革命下における日本の勝ち筋だ」と力を込めた。
「スマートファクトリーJapan」は今年で4回目を迎えた。新たに「IoT&マテハンゾーン」を設け、自動ピッキングや予兆メンテナンス、無線識別(RFID)による管理システムなど物流を効率化する取り組みを紹介。ブースでの実演に足を止め、見入る人が目立った。
18年に大規模な自然災害が相次いだことを背景に、8回目となった「防災産業展in東京」にも注目が集まった。今回は社会インフラ(ライフライン)の維持管理技術や発電・蓄電システムといった防災・減災技術をはじめ、ドローンを活用したサービスまで幅広く発信。災害時の有用性を訴求した。
会期は7日まで。入場料は1000円(招待券持参者・事前登録者は無料)。
(2019/6/6 05:00)