【電子版】米ボーイング、5月引き渡し30機 737MAX停止で前年比56％減

• 

  ボーイングのエバレット工場（15年6月、ワシントン州エバレット＝ブルームバーグ）

【ロイター時事】米航空機大手ボーイングが11日発表した、2019年5月の航空機引き渡しは前年同月比56％減の30機にとどまった。前年同月は68機。主力の新型旅客機「737MAX」シリーズの引き渡しが3月の墜落事故後に停止していることが響いた。

　同シリーズの737MAX8は、昨年10月にインドネシアで、今年3月にはエチオピアで墜落事故を起こし、いずれも乗員乗客全員が死亡。相次ぐ墜落事故にボーイングはかつてない危機に直面している。

　一方、欧州航空機大手エアバスの5月の航空機引き渡しは59％増の81機だった。