[ ICT ]
(2019/6/12 12:00)
【ニューヨーク=時事】ニューヨークや首都ワシントンなど米国の10州・特別区は11日、米携帯電話3位TモバイルUSとソフトバンクグループ傘下の同4位スプリントの合併が市場競争を阻害し消費者の不利益になるとして、合併差し止めを求めてニューヨークの連邦地裁に提訴した。
訴状では「合併によって市場競争が弱まれば、消費者が支払う料金が上昇する」と主張。合併で両社の利用者に少なくとも年間45億ドル(約4900億円)のコストが生じるとの試算も示した。
両社の合併には米司法省と連邦通信委員会(FCC)の承認が必要で、FCCのパイ委員長は合併に賛意を表明。一方、司法省では反トラスト(独占禁止)部門のスタッフが合併を阻止するよう同省に提言しているが、最終決定は出ていない。
(2019/6/12 12:00)