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[ 建設・住宅・生活 ]
(2019/6/22 05:00)
【ブリュッセル=時事】欧州連合(EU)の下級審にあたる一般裁判所(ルクセンブルク)は19日、ドイツのスポーツ用品大手アディダスが製品に使用している3本の平行線について、EUでの商標登録は無効との判断を下した。アディダス社が、EU全域で同社製品を他社製品から見分けられるだけの独自性を証明できていないと結論付けた。
EU知的財産庁(EUIPO)は2014年、アディダスが「商品にあらゆる向きで付けられる等間隔で並んだ同一幅の3本の平行線」と説明した3本線を、衣服や靴、帽子など向けに商標登録。しかし、EUIPOは16年、ベルギーの会社の申し立てを受けて「独自性がない」として登録を取り消し、アディダス側が提訴していた。
一般裁は3本線について「普通の図形のマークだ」などと指摘。使用される際の色の組み合わせなどの特徴も考慮されていないとし、EUIPOの判断を支持した。
(2019/6/22 05:00)