[ ICT ]
(2019/6/29 05:00)
「(仮称)50ハドソンヤード」イメージパース(三井不動産提供)
【ニューヨーク=時事】27日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、交流サイト最大手の米フェイスブック(FB)が、ニューヨーク中心部マンハッタンの西側で建設中の高層ビルへの入居を検討していると報じた。関係筋の話として伝えたもので、FBは約9万2900平方メートルのオフィススペースを賃借する契約に向けた交渉を行っており、この契約がまとまれば、カリフォルニア州メンロパークにある本社以外ではFBにとって世界最大級の業務拠点になるという。
この高層ビルは三井不動産が現地デベロッパーなどと開発中の「50ハドソンヤード」(仮称)。地上58階建てで、延べ床面積は約26万平方メートル。三井不動産の資料によると、マンハッタン過去最大級となる総額4000億円超の大規模複合開発プロジェクトとなる。2017年に着工し、22年の完成を目指している。このビルには米資産運用大手ブラックロックの本社の入居が既に決まっている。
また、この再開発地区では三井不動産は地上51階建ての高層ビル「55ハドソンヤード」の開発にも参画。このビルは15年に着工され、18年10月に完成している。延べ床面積は約11万8000平方メートル。
(2019/6/29 05:00)