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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/7/10 11:00)
米テスラはカリフォルニア州フリーモントの電気自動車(EV)工場での生産を拡大する準備をしている。社内メールの写しをブルームバーグが確認した。同社は4-6月(第2四半期)の納車台数が過去最高に達した。
自動車部門のジェローム・ギレン社長は9日、従業員に宛てた電子メールに「このメールであまり具体的に言及できないが、皆さんが今後の展開を喜ぶことは分かっている」と記した。テスラの広報担当にボイスメールと電子メールを通じてコメントを求めたが、今のところ返答はない。
テスラの4-6月期納車台数は市場予想を上回り、同社製EVの需要を巡る懸念が和らいだ。同社は全ての車両をフリーモントにある同社唯一の自動車組立工場で生産しているが、バッテリーパックなどはネバダ州リノに近いギガファクトリーで製造されている。
テスラの株価は今年に入り31%下落し、同社の時価総額は410億ドル(約4兆4600億円)に縮小している。
テスラはこれまでに2019年通期の納車目標(36万-40万台)を大幅に上回る生産を計画していると表明。中国の上海近くに建設中の同社工場が10-12月(第4四半期)の早い段階で「大量生産」を実現できれば、今年の生産台数は海外を含め50万台に到達する可能性があると、最近の株主への書簡で明らかにしていた。(ブルームバーグ)
(2019/7/10 11:00)