- トップ
- 科学技術・大学ニュース
- 記事詳細
[ 科学技術・大学 ]
(2019/7/13 19:30)
【北京=時事】中国の有人宇宙プロジェクト弁公室は13日、宇宙実験室「天宮2号」を19日に制御下で大気圏に再突入させると発表した。燃え残った少量の破片が、南太平洋の予定海域(西経90-160度、南緯30-45度)に落下する可能性があるという。
昨年4月に南太平洋に落下した「天宮1号」は、予想落下地点が二転三転。中国側は認めていないが、制御不能になったとみられ、世界中を振り回した。同弁公室は今回、「大気圏突入後、適時情報を開示し、大国としての国際義務を責任を持って履行する」と強調している。
天宮2号は、全長10.4メートル、最大直径3.35メートル。打ち上げ時の燃料を含む重量は8.6トン。2016年9月に打ち上げられ、有人飛行船や無人補給船とのドッキングなど予定された実験を完了。2年の設計寿命を既に経過していた。
(2019/7/13 19:30)