[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】テスラの4-6月期、予想超える赤字 「モデル3」売れ過ぎて利益率低下か

(2019/7/26 05:00)

  • テスラの売上をけん引した「モデル3」の納車台数は「モデルS」と「モデルX」合計の4倍超で、利益率の低下は利幅の少ない「モデル3」の販売増も影響している。テスラは来秋にSUV「モデルY」の投入を予定している(7月19日、バルセロナ=ブルームバーグ)

【シリコンバレー=時事】米電気自動車メーカー、テスラが24日発表した2019年4-6月期決算は、純損益が4億0833万ドル(約440億円)の赤字(前年同期は7億1753万ドルの赤字)だった。赤字計上は2四半期連続。生産・納車台数ともに過去最高を記録したが、採算の改善が進んでいないことが嫌気され、同日の時間外取引で株価は急落した。

 売上高は58.7%増の63億4967万ドルだった。モデル3の生産台数に関し、米フリーモントの工場は週7000台ペースと説明。2019年末までに全車種合計で週1万台を達成するとしている。

 実質1株利益は、1.12ドルの赤字。市場予想平均(リフィニティブ調べ)は0.48ドルの赤字だった。7-9月期に再び黒字転換するとの目標は据え置いた。

          製造   納車

モデルS / Xの合計  14,517  17,650

モデル3       72,531  77,550

合 計        87,048  95,200

(テスラ発表の第2四半期実績)

(2019/7/26 05:00)

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