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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/7/27 05:00)
【パリ=時事】フランス自動車大手ルノーが26日発表した2019年上半期決算は、純利益が前年同期比50.2%減の9億7000万ユーロ(約1200億円)となった。連合を組む日産自動車の業績悪化に伴い、同社が寄与する収益分が8億2600万ユーロ減少したことが主因。19年通期の売上高見通しも下方修正し、前年とほぼ同水準にとどまるとの予想を明らかにした。
ルノーは、トルコやフランス、アルゼンチンでの売り上げが低迷していると説明。米国による対イラン制裁措置を受けた同国事業撤退や、欧州でのディーゼル車の需要縮小などが影響したという。営業利益は12.3%減の15億2100万ユーロ。
ボロレ最高経営責任者(CEO)は声明で「予想以上に厳しい環境下にあった」と述べながらも、「想定通りの水準の業績を達成できた」と強調した。
日産が25日に発表した19年4-6月期連結決算は、主力市場の米国や欧州などで販売が落ち込み、本業のもうけを示す営業利益は98.5%減少。日産は22年度までに世界14拠点で全従業員の1割に当たる1万2500人超を削減するリストラ策を打ち出した。
(2019/7/27 05:00)