【電子版】VWの4－6月期、純利益23％増 排ガス不正費用減で大幅増益

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  VWのツウィッカウ工場（6月17日、ドイツ・ツウィッカウ＝ブルームバーグ）

【フランクフルト＝時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン（VW）が25日発表した2019年4－6月期決算は、純利益が前年同期比23％増の39億6400万ユーロだった。前年同期に計上していた排ガス不正関連費用が無くなったことが、大幅増益につながった。

　高級車アウディやポルシェなど傘下ブランドを含むグループ全体の世界販売は、4－6月の累計では276万台で前年同期比2.8％減だったが、売上高は6.6％増の651億8500万ユーロと増収を確保した。

　営業利益は51億3000万ユーロで30％の大幅増益。18年4－6月期はディーゼル車の排ガス不正関連で計約16億ユーロの費用を計上していたが、こうした負担が無くなり、業績が大幅に改善した。

　1－6月期では、売上高が4.9％増の1251億9700万ユーロ、純利益が6.6％増の68億7500万ユーロだった。