[ 金融・商況 ]
(2019/7/30 13:00)
【ニューヨーク=時事】米金融大手キャピタル・ワン・フィナンシャルは29日、サイバー攻撃を受け、米国とカナダの顧客計約1億600万人分の個人情報が流出したと発表した。金融大手としては過去最大級の個人情報流出とみられている。
ワシントン州の連邦検察当局は、サイバー攻撃を行った33歳の女が同日逮捕されたと発表した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、女は米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムのクラウド部門の元従業員。キャピタル・ワンはアマゾンのクラウドサービスを利用していたという。
流出したのは、クレジットカード発行を申し込んだ顧客の情報で、名前や住所、電話番号、生年月日、所得などが含まれる。米国の14万人分については、社会保障番号の情報も盗まれた。
(2019/7/30 13:00)