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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/7/30 05:00)
【フランクフルト=時事】独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の大型商用車メーカー、TRATONが29日発表した2019年上半期決算は好調なドイツとブラジルのトラック市場に支えられ、売上高が前年同期比7%増の135億ユーロ、営業利益が25%増の10億7500万ユーロとなった。売上高利益率は前年同期の6.8%から7.9%に改善した。税引き後利益は税負担の軽減などで65%増え、7億9200万ユーロ。
上半期はトラックとバスの世界販売台数が10%伸びて12万3336台となった。アルゼンチンやロシア、トルコ、イラン、インドは不振だったものの、ドイツを中心に欧州とブラジルのトラック需要が旺盛だった。しかし、受注台数は世界景気の減速を背景に6%減少した。
ブランド別ではスウェーデンのスカニアが全体を主導し、売上高は13%、営業利益は34%それぞれ増加。独MANは売上高が6%伸びたが、営業利益は11%減少した。一方、ブラジルのVWカミニョイジオニブスは売上高が28%、営業利益は39%いずれも増えた。しかし、利益にはリストラ引当金の繰り戻しが含まれ、これを除くと62%落ち込んだ。
(2019/7/30 05:00)