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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/8/13 05:00)
【北京=時事】中国自動車工業協会が12日発表した7月の新車販売台数は前年同月比4.3%減の181万台となり、13カ月連続で前年実績を下回った。米中貿易摩擦の長期化や根強い景気減速懸念が引き続き消費者の購入意欲に悪影響を及ぼした。
減少幅は前月(9.6%)から縮小したものの、同協会は「マイナス傾向は基本的に変わっていない」と厳しい認識を示した。
自動車販売の不振は中国経済の成長の柱となっている消費を圧迫している。今年上半期の小売売上高は前年同期比8.4%増に減速。7月の新車販売に改善が見られなかったことで、下半期も自動車が消費の重しとなる可能性がある。
同協会は先月、今年の販売台数が2年連続で前年割れになるとの見通しを明らかにしている。
政府が普及を後押しする電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの「新エネルギー車」も前年同月比4.7%減の8万台にとどまった。補助金支給の削減が響き、前月(80.0%増)から一転した。ロイター通信によると、マイナスに転じたのは2017年1月以来2年半ぶりという。
今年1-7月の新車販売台数は前年同期比11.4%減の1413万台だった。
(2019/8/13 05:00)