- トップ
- 商社・流通・サービスニュース
- 記事詳細
[ 商社・流通・サービス ]
(2019/8/14 17:00)
15日の台風10号上陸に備え、西日本では前日までに運休を決め、公表する「計画運休」が広がっている。JR西日本は山陽新幹線・新大阪-小倉間で、始発から終日運休を決めた。在来線でも、JR四国は四国全線で、終日運休を決定。
JR九州は宮崎、大分の両県などで始発から運転を見合わせる。JR西日本は山口、広島、岡山の各県を中心に終日運休としたほか、京阪神地区の一部線区でも運休する可能性があるとしている。
JR西日本は15日、山陽新幹線・新大阪-小倉間を終日運休し、小倉-博多間は1時間1本程度運行する。JR東海は15日、山陽新幹線に直通する東海道新幹線の全列車を、東京-新大阪間で折り返し、昼間時間帯で運行本数を減らす「間引き運転」を実施する。JR九州も九州新幹線で15日始発から本数を減らし、山陽新幹線に直通する全列車は、博多-鹿児島中央間で折り返し運転する。
在来線では、JR四国が15日、瀬戸大橋線を含む全線を終日運休する。14日午後から順次、各線の運転を取りやめていく計画で、瀬戸大橋線も22時半以降の運転を見合わせることを決めた。
JR九州は14日夕方以降、宮崎県内の各線で運転を取りやめる。15日は宮崎県方面への特急や九州全域の観光特急を終日運休。大分・宮崎の両県を中心に広範囲で、始発から運転を見合わせる。
JR西日本は山陰の一部線区を除き、中国エリアで15日終日、すべての列車・代行バスの運転を見合わせる。天候次第では早ければ14日夕方にも、一部線区で運転を取りやめる可能性があるという。
京阪神・北陸地区でも15日の運行に影響が出そうだ。北陸線特急は9時ごろに始発駅を出発する列車までを米原駅経由で運行し、以降の列車を運休する。京都府、兵庫県北部の北近畿エリアでは15日15時以降の運転を見合わせる予定だ。
京阪神地区では滋賀県の湖西線・近江舞子-近江塩津間では、15日の始発から終日運休する可能性があるとしている。またJR神戸線(東海道線・山陽線)や阪和線、関西空港線などでも、15日午後から終日運転を見合わせる可能性がある。
京阪神の私鉄各社は今のところ計画運休を実施しない方針だ。
新幹線、在来線では台風通過後の16日も線路設備の点検のため、ダイヤに大幅な影響が見込まれている。
(2019/8/14 17:00)