【電子版】USスチール、一時解雇200人 鉄鋼価格下落が打撃

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  USスチールの本社（07年3月、ペンシルベニア州ピッツバーグ＝ブルームバーグ）

【ニューヨーク＝時事】ロイター通信は19日、米鉄鋼大手ユナイテッド・ステーツ・スチール（USスチール）が中西部ミシガン州の製鉄所での高炉1基の休止に伴い、従業員200人弱を一時解雇すると報じた。

　すでにミシガン州に通知済みで、一時解雇の期間は6カ月以上に及ぶ可能性があるという。

　トランプ政権が2018年3月に発動した鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置で鉄鋼価格は一時的に上昇したが、自動車や農業機械向けの需要低迷でその後の価格は大幅下落。USスチールはミシガン州とインディアナ州の製鉄所でそれぞれ1基ずつ高炉の休止に追い込まれた。インディアナ州での製鉄所でも人員整理が行われる可能性があるという。