[ 政治・経済 ]
(2019/8/21 12:00)
【ワシントン=時事】米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長は20日、南部バージニア州で開かれた国家宇宙評議会(議長・ペンス副大統領)の会合で、宇宙領域での軍事活動を統括する宇宙軍が29日に発足すると明らかにした。戦略軍などと並ぶ11番目の統合軍になる。
宇宙軍は87人体制でスタートし、初代司令官にはレイモンド大将が就任する。中国やロシアが宇宙の軍事利用を加速する中、人工衛星の運用や宇宙空間の監視、ミサイル警戒などの任務に当たる。
ダンフォード氏は「(宇宙軍発足は)将来必要となる人材育成や軍事能力強化に貢献する」と強調。宇宙分野に特化した部隊が創設されることが「大きな違いをもたらすと確信している」と述べた。
トランプ大統領は将来的に陸海空軍などと同等の宇宙軍創設を目指している。
(2019/8/21 12:00)